全商英検は「全国商業高等学校協会」が実施する英語の検定試験
全商英検の正式名称は「英語検定試験」で、公益財団法人 全国商業高等学校協会が実施しています。「全商」は主催団体である全国商業高等学校協会の略称です。
同じ協会は英語検定のほかにも、簿記実務検定やビジネス文書実務検定、情報処理検定など複数の検定試験を実施しており、全商英検はそのうちの英語の検定にあたります。商業高校で学ぶ生徒を対象にした検定ですが、受験資格に制限はなく、誰でも申し込むことができます。
級は1級・2級・3級の3段階
全商英検は1級・2級・3級の3つの級に分かれています。それぞれの程度の目安は次のとおりです。
級が上がるほど語いの範囲が広くなり、制限時間も長くなります。どの級から受けるか迷ったら、いま通っている学年に近い級を選ぶのが基本です。
1人で複数の級を同時に受験することもできます。
面接はなく、筆記試験だけで合否が決まる
全商英検には、英検(実用英語技能検定)のような面接の二次試験がありません。1回の筆記試験(リスニングを含む)だけで合否が決まります。人前で英語を話すことに苦手意識がある人でも挑戦しやすい試験です。
出題は最大12の大問で構成されている(級によって一部異なる)
全商英検は、次の4つの分野・最大12の大問で構成されています。大問の数や形式は、級によって一部異なります。
- 発音・アクセント(3級は大問1〜3。1級・2級は大問1「アクセントの位置」のみ)
- リスニング(3級は大問4〜6、2級は大問2〜6、1級は大問2〜6。2級の大問2は状況に合う応答を選ぶ問題)
- 読解(大問7〜10。3級には大問10が無く、大問7〜9の3つ)
- 文法(大問11〜12)
単語・語いの力はどの大問を解くうえでも土台になりますが、それ自体を出題する独立した大問はありません。全商英検対策トレーニングでは、この土台の部分を「単語トレーニング」として別に用意しています。
大問の数が多いぶん、1つひとつの配点はそれほど大きくありません。特定の大問だけを捨てるのではなく、全体をまんべんなく対策するほうが合格に近づきます。
各級の合格点
全商英検の合格点は100点満点中、次のとおりです。
- 1級:70点以上
- 2級:60点以上
- 3級:60点以上
本番で余裕を持って合格できるよう、このアプリの学習記録タブでは目安ラインを公式の合格点より少し高め(1級75点・2級3級65点)に設定しています。
いつ・どうやって受けられる?
全商英検は年2回、全国一斉に同じ問題で実施されます。高校生は基本的に在籍している学校を通して申し込むため、正確な日程や申し込み方法は学校の先生に確認してください。
まとめ
- 全商英検は全国商業高等学校協会が実施する英語検定
- 1級・2級・3級の3段階で、学年が上がるほど上の級を目指す
- 面接はなく、筆記試験だけで合否が決まる
- 出題される大問の数・形式は級によって一部異なる(発音・アクセント/リスニング/読解/文法の4分野)
- 合格点は100点満点で1級70点以上、2級・3級60点以上