主な違いは4つ
主催団体
- 全商英検
- 公益財団法人 全国商業高等学校協会
- 英検
- 公益財団法人 日本英語検定協会
主な対象
- 全商英検
- 商業高校で学ぶ生徒が中心
- 英検
- 小学生から社会人まで幅広い
級の区分
- 全商英検
- 1級・2級・3級の3段階
- 英検
- 5級から1級まで、より細かく分かれている
面接試験
- 全商英検
- なし(筆記とリスニングのみ)
- 英検
- 3級以上は二次試験として面接がある
いちばん大きな違いは「面接がない」こと
英検は3級以上になると、一次試験に合格したあとに面接形式の二次試験があります。これに対して全商英検は、筆記とリスニングだけで1回の試験が完結します。
人前で英語を話すことに苦手意識がある人にとっては、全商英検のほうが取り組みやすい試験だといえます。逆に、話す力そのものを測りたい・伸ばしたいのであれば英検が向いています。
出題される内容の違い
全商英検は、筆記とリスニングを合わせて12の大問で構成されています。分野ごとに整理すると次のようになります。
- 発音・アクセント(大問1〜3)
- リスニング(大問4〜6)
- 読解(大問7〜9)
- 語彙・単語(大問10)
- 文法(大問11〜12)
発音とアクセントの問題が冒頭にまとまって出題されるのが全商英検の特徴です。一方の英検は、長文読解やライティング(英作文)の比重が大きくなります。同じ「英語の検定」でも、対策すべき配分がかなり違います。
配点や難易度は級によって変わりますが、大問の大きな枠組みは共通しています。
レベルはどのくらい対応する?
全商英検の各級が、英検のどのあたりに相当するかの目安です。
あくまで目安です。出題形式そのものが違うため、単純に置き換えられるものではありません。
どちらを受けるべき?
商業高校に通っているなら、まず全商英検から始めるのが自然です。学校で実施されることが多く、授業で学ぶ内容とも重なるためです。
そのうえで、大学進学や就職で英語力を示したい場合は、英検も併せて受けておくとよいでしょう。英検は入試で優遇措置の対象になる学校が多く、知名度も高いためです。どちらか一方を選ぶというより、目的に応じて使い分けるものと考えてください。
実施の有無・日程・申し込み方法は学校によって異なります。詳しくは在籍する学校の先生に確認してください。
まとめ
- 全商英検と英検は、主催団体も試験内容も別のもの
- 全商英検には面接がなく、筆記とリスニングだけで完結する
- 全商英検は1級・2級・3級の3段階
- 発音・アクセントの出題が多いのが全商英検の特徴
- 商業高校生なら全商英検から始め、必要に応じて英検も受けるのがおすすめ